2026-05-31

鈴木一平の「水鏡」 (静かな水面に映し出される、もう一人の自分)

鈴木一平の「水鏡」(リンク)

  風のない夕暮れ、「水面」が鏡のように周囲の風景を映すことがあります。昔の人は、その静かな水面に、自らの姿だけでなく、心の奥にある感情まで映していたのかもしれません。

2026-05-23

永井龍雲の「つまさき坂」(元恋人と、坂道で “すれ違う一瞬” を、鮮烈に描いた名曲)

つまさき坂(リンク)
  春先の坂道には、時折、『人』の記憶を呼び戻すような風が吹くことがあります。 平地では忘れていた感情が、坂の途中でふと蘇り、まるで『坂』が過去と現在を隔てる境界線のように感じることがあるからです。
 そんな坂道で、元恋人と『偶然すれ違う一瞬』を、鮮烈な情景として描いた歌がありました。

2026-05-16

砂山の花(再び訪れた海辺で、失われた初恋を偲ぶ歌)

 砂山の花(リンク)

 素晴らしい歌でありながら、時代の波間に静かに埋もれ、忘れられてゆく歌は多いのですが、この『砂山の花』もその一つです。
 しかし考えてみれば、それは歌に限った話ではないのでしょう。『人』もまた同じで、いつまでも誰かの記憶に残り続ける方が、むしろ稀な存在なのかもしれません。

2026-05-07

大滝詠一が歌う 「さらばシベリア鉄道」 (鉄道を “決別の象徴”として描いた、疾走感のある名曲)

 大滝詠一が歌う 「さらばシベリア鉄道」(リンク)

 雪原の中を、どこまでも走り続ける列車。振り返ることなく、ただ前へ前へと―――。約50年前、そんなイメージが思い浮かぶ歌が誕生しました。
 モスクワ・オリンピックが開催された1980年(昭和55年)。政治的な状況から日本はこの大会への参加をボイコットしていますが、その年に生まれた歌が、「シベリア鉄道」を題材とした表題曲でした。