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2026-09-13

草山に(千二百年前の音楽会と和歌の枕詞、そして現代のAIに思う)

 草山に(歌:リンク)

 千二百年以上前の日本では、今の私たちからすると驚くほど国際色豊かな音楽会が催されていました。また、和歌の世界で使われる枕詞(まくらことば)には、長い歴史の中で育まれてきた興味深い背景がありました。

 八洲秀章が作曲した『草山に』という歌をきっかけに、今回は、こうした日本の音楽や言葉の歴史の一端をたどり、思いを巡らせてみたいと思います。

2026-08-31

君の名は( ”忘れ得ぬ人” と、時代を超えて残る記憶)

君の名は(歌:リンク)
 人は、忘れようと思えば思うほど、忘れられなくなることがあります。昭和27年(1952)NHKラジオで始まった連続放送劇『君の名は』は、そんな “忘れられない想い”  を描いた物語でした。

2025-10-15

コスモス街道(初秋の風に ”秋桜” が揺れる想い出の道)

 コスモス街道(リンク)

 秋の光に揺れるコスモスの花。その姿を見ていると、ふと昔聴いたあの歌が蘇ります。1977年、フォークデュオ「狩人」が歌った『コスモス街道』です。この曲には、日本の原風景である旧街道の佇まいと、青春の残り香が息づいています。

2025-08-15

谷村新司の『この空の下』(純粋な憧れを描いた名曲)

この空の下(リンク)

 大ヒット曲『昴(すばる)』や『いい日旅立ち』の創作で知られる谷村新司。その作品の中には、知名度は低くても、静かな魅力を放つ曲がたくさんあります。その一つが1976年(*1)に発表された『この空の下』という楽曲です。

2025-08-05

この空を飛べたら (空を見上げるすべての人へ)

この空を飛べたら(リンク)

 誰もが一度は、大空を鳥のように自由に飛び回ることを、夢見たことがあるのではないでしょうか。ただ現実には、人間には翼がなく、自らの力で空を飛ぶことはできません。有史以来、私たちは空への憧れを捨てきれずに、ただ見上げ続けてきました。

2025-07-23

黒い傷あとのブルース(”約束を破られた人”に寄り添う旋律)

黒い傷あとのブルース(リンク)

 この『黒い傷あとのブルース』は、日本では1961年ごろにヒットした一曲ですが、その原曲は『Broken Promises』というアメリカの楽曲です。

 作曲者はジョン・シャハテルという無名の作曲家。アメリカ本国ではほとんど知られていないこの曲が、日本でのみ評価されたのは、おそらく当時の日本人の心情に合ったからでしょう。

2025-07-20

川は流れる(都会に生きる孤独と希望を映す歌)

 川は流れる(リンク)

 昭和36年(1961年)、仲宗根美樹さんの歌唱によって大ヒットした『川は流れる』。哀愁を帯びた旋律と、人生の儚さ(はかなさ)を静かに語るような歌詞は、多くの人々の心に深く残りました。

 今回は、この歌詞に込められた情感や、その背景にある都市の風景とその成り立ち、さらに『方丈記』に通じる無常観までを辿りながら、昭和という時代とこの名曲との繋がりを見つめ直してみたいと思います。

2025-07-19

古城(歴史的遺跡に想いを寄せた希少な歌)

 古城(リンク)

 流行歌の多くは男女の恋愛を主題としていますが、この歌のように歴史的遺跡に想いを寄せた歌は希少です。有名な『荒城の月』のオマージュとも言われていますが、「松風さわぐ丘の上・・・」で始まる歌詞は流行歌とは思えぬほど格調高く、優しく哀調を帯びた旋律も心に響きます。 

2025-06-25

「風の盆恋歌」と「風の盆」(息づく”盆踊りの原風景”)

『風の盆恋歌』は、越中八尾(やつお)で三百年の歴史を誇る伝統行事「おわら風の盆」を背景にした楽曲です。石川さゆりの歌唱により、多くの人の心を捉え、ヒットしました。

2025-05-27

北国の春( 雪解けとともに、蘇る郷愁の歌)

 北国の春(リンク)

『北国の春』──そのタイトルを耳にするだけで、雪解けの匂いとともに、懐かしい昭和の情景が胸に蘇ってきます。千昌夫がこの歌を世に送り出したのは、昭和521977)年2月のことでした。

2025-05-25

京都の恋、嵯峨野さやさや(古都の情景を映す二つの歌)

  京都を舞台にした歌には、どこか心の奥をくすぐるような、静かな余韻が残るものが多い気がします。今回ご紹介したいのは、そんな京都の風情を音楽で表現した2——渚ゆう子の「京都の恋」と、フォークデュオ・タンポポによる「嵯峨野さやさや」です。