秋の夕暮れ、西の空に淡く浮かぶ白い月。その情景を映したような『夕月の歌』は、70年以上の時を経た今も、私たちの心に深く沁み入ります。
忙しい日々の中で、忘れかけていた“やすらぎ” を思い出させてくれるような一曲です。
秋の夕暮れ、西の空に淡く浮かぶ白い月。その情景を映したような『夕月の歌』は、70年以上の時を経た今も、私たちの心に深く沁み入ります。
忙しい日々の中で、忘れかけていた“やすらぎ” を思い出させてくれるような一曲です。
【夕暮れの田舎道を走る乗合バス、その車掌の襟ぼくろに、別れた恋人の面影を見出す】、また【恋人の故郷(ふるさと)を探して、海辺の町をさまよう】。
昭和38年に生まれた2つの歌謡曲は、どちらも「忘れえぬ面影を探し求める旅人」を描き、当時の日本人の心に深い哀愁を刻みました。
昭和51年(1976年)にリリースされた『夕焼け雲』。当時は、地方から大都会へと夢を抱いて旅立った若者たちの、郷愁を描いた楽曲が数多く生まれていました。この曲も、そうした時代の空気を背景に生まれた一曲です。
昭和27年(1952年)にNHKラジオ歌謡として発表された『山のけむり』は、八洲秀章作曲による名曲のひとつです。ゆったりとした旋律には心を癒す力があり、今も多くの人の心をつかんでいます。
前曲『誰か夢なき』の歌詞では、彼(か)の君へ憧れの感情を持ち夢見ている状態、が描かれていたのに対し、表題曲『夢去りぬ』の歌詞には、「この青春の夢も さめて散る花びら」、「過ぎし夢は はかなく消えて悲し」という一節があります。この部分の歌詞から察すると、この曲では「夢見ていたことが叶ったけれど、幸せな状態は長く続かず破局に至り、去ってしまった夢を追想している」という情景を描いているようです。