「安芸灘の風」の歌詞で使われている言葉についての補足説明

 「安芸灘の風」の歌詞には、少し分かりにくい言葉がたくさん出てきますので、補足説明しています。

 ■安芸灘諸島

 広島県と愛媛県の間の安芸灘諸島。そこには七つの橋が架かっています。広島の呉側から下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島(へいらしま)、中ノ島、岡村島という順で、一番東の端にある島が関前(せきぜん)岡村島です。


 しかし岡村島からさらに先の、愛媛県本土や、愛媛県の主要な島(例えばしまなみ海道の大三島など)へは、未だ橋では繋がっていません。したがって、その先へ行くには船を利用する必要があります。


■ご当地名

『安芸灘の風』の歌詞には、安芸灘諸島のご当地名がたくさん出てきます。関前(せきぜん)、観音崎、御手洗(みたらい)、大長(おおちょう)港、下蒲刈、恋ヶ浜などですが、歌詞の2番に登場する「御手洗の町並み」は大崎下島に在り、風待ち・潮待ちの港町です。


 町全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、江戸期から明治にかけて中継貿易港として栄えました。


■その他

 他にも、少し分かりにくい言葉が使われていますので補足しておきます。


【とまちせとで(歌詞1番)】

 岡村島にある展望台「人待瀬戸(とまちせと)」のことだと思います。これは、「せと」という言葉が「海峡」を意味する古語であることに由来しており、狭い海峡や船が待つ場所という意味合いを持ちます。


【高燈籠(歌詞2番)】

 高い石の台石の上に木製の灯台が築かれた灯籠のことで、特に船の航行を助ける灯台の役割を果たすものを指します


【あび漁(歌詞3番)】

 ”あび漁”とは、瀬戸内海などで見られた、アビという渡り鳥と漁師が協力して魚を捕獲する、世界でも珍しい伝統的な漁法です。アビの群れが好物のイカナゴを追い込むと、それを狙って集まるタイやスズキを漁師が一本釣りします。



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