自宅付近の、ちょっとした商店街の軒下に、ツバメが巣を作っていました。その巣の中には子ツバメが5羽います。親ツバメが定期的に戻ってきて餌を与えているのですが(動画参照)、観察していると、どうも特定の子ツバメばかりが餌をもらっているように見え、少し気になりました。
<ツバメの餌やり光景の動画: 約20秒です>
しばらく観察していると、右端の子ツバメがよくもらっているように見えました。5羽もいると競争が激しく、大きく口を開けてアピールする子ツバメが得をして、控えめな子はあまり餌をもらえていないのでは、と少し心配になります。
ただ、このように多くの子ツバメを同時に育てるケースは珍しくなく、むしろこれが普通のようです。親から餌をもらえずに、亡くなる子ツバメの話は、あまり聞きません。普通は、全ての子ツバメに餌が行き渡っているのでしょう。
しかし、餌やりの一瞬の時間で、これまでに何回も与えた子ツバメかどうかを見極め、まだ与えていない子ツバメに優先して餌を与える、というような高度な判断を本当にしているのかどうかです。もしそれができているなら、ツバメは驚くべき記憶力と瞬時の観察力、さらには高度な判断力を持っているということになります。
気になってネットで少し調べてみました。これが本当に正しいのかは分かりませんが、もっとも納得できた説明は、
【親ツバメは1日に100回以上も餌やりをするため、最初にアピールして餌をもらっていた子ツバメは、そのうち満腹になり、口を開けなくなるので、結果的に全ての子ツバメに餌が行き渡る】というものでした。
ツバメの寿命は自然環境下で平均2~3年と言われています。大海原を越えて元の巣へ戻ってこられるのも、せいぜい2回ほどなのかもしれません。しかし、この5羽の子ツバメが全員無事に成長して、来年再びこの場所へ戻ってきたとしても、元の巣を使えるツバメは限られるでしょう。その場合、残りのツバメはどうするのでしょう。それぞれが、一から巣作りを始めるのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿