昭和初期に誕生した歌『マロニエの木陰』。このタイトルには、ヨーロッパの街並みを思わせる響きがありますが、実は和製コンチネンタル・タンゴの傑作です。
【夕暮れの田舎道を走る乗合バス、その車掌の襟ぼくろに、別れた恋人の面影を見出す】、また【恋人の故郷(ふるさと)を探して、海辺の町をさまよう】。
昭和38年に生まれた2つの歌謡曲は、どちらも「忘れえぬ面影を探し求める旅人」を描き、当時の日本人の心に深い哀愁を刻みました。
「生命とは何か」。誰でも一度は、この根源的な問題について、考えた事があるのではないでしょうか。近年、分子レベルでの研究が進展し、生命の本質に迫ろうとする試みが加速していますが、その一方で、私たちの身近な小さな生命もまた、大きな問いを投げかけてきます。
ここでは、最新の知見や学説を参照しつつ、生命というものについて感じた事を、自分なりに綴ってみます。