2025-12-30

【歌なしエッセー】背の高さ順に整然と並ぶ花を見て、“花の意思” というものを考えた。  

 つい最近、近くの商店街に鮮魚店がオープンしました。店開きのセール期間中は店頭に花が置かれ、 自由に持ち帰ってよいとのことでしたので、小ぶりのバラとガーベラ、それに添付写真の花を合わせて数本、いただいて帰りました。

2025-12-26

旅の夜風 (心が浮き立つような、戦前歌謡曲の代表作)

 旅の夜風(リンク)

 軽やかでありながら、どこか胸の奥に残る歌があります。『旅の夜風』はその典型のような曲で、聴いていると、心が浮き立つようでありながらも不思議な余韻を残します。前・間奏部も含め、流れるようなメロディと歌詞が耳に心地よく、昭和13年の発売当時、空前のヒットを記録しました(*1)。

2025-12-20

さすらい(昭和の銀幕に流れた孤独の歌、その深い源流を探る)

さすらい(リンク)

 【さすらい】という言葉ほど、時代を越えて人の心を揺さぶる響きを持つ言葉は、そう多くはありません。それは単に「寂しい、悲しい」というより、もっと言葉にしにくい感情で、不思議な力を持っています。

2025-12-15

さすらいの唄(自由への憧れを、陰影深く歌い上げた一曲)

■さすらいの唄(リンク)

 “さすらい” という言葉には、「既成の価値観に囚われず、自由に生きる」というイメージがあります。他にも “さまよい” という、似たような言葉がありますが、微妙な違いが感じられます。

2025-12-05

Kとブルンネンの「何故に二人はここに」と「あの場所から」(昭和歌謡から、明治期に渡米した「武士の娘」の軌跡をたどる)

 「何故に二人はここに」と「あの場所から」(リンク)

   (注)「あの場所から」は、リンク先ページの下の方にあります。


 昭和40年代の歌謡曲には、今では少し不思議な魅力を放つ男女デュオが数多く登場しました。その中でも「Kとブルンネン」や「ヒデとロザンナ」といったグループは、テレビの向こうに広がる “当時の日本が見ていた外国”を、軽やかに、少し憧れが混ざったかたちで伝えてくれました。